2018年11月16日付毎日新聞(韓国)掲載のTWICE関連ニュース翻訳
“Yes or Yes” TWICEがちょっと変わったよ
毎日新聞 2018年11月16日
TWICEが11月5日に発売した”Yes or Yes“は今までヒットしたTWICEの曲とは少し違う面を見せている。
“Yes or Yes”はTWICEが新曲を発売するたびに直面した批判に対する”あまり満足できない回答”であり、”ガールクラッシュコンセプト”で男性ファンだけでなく女性ファンまで引き付けようとする他の女性グループの試みに対するTWICE独自の対策だった。
TWICEは徹底的に男性に訴求するアイドルグループだ。これはTWICEを今の地位に押し上げた”CHEER UP“から提起されてきた批判でもある。
「”女の子が無闇に気持ちを表現してはダメ”と旧時代的な女性像を表現した」と本格的に批判を受けた曲がまさに”CHEER UP”だった。
しかし”CHEER UP”が発売された2016年最高の女性グループはTWICEだった。TWICEは”男性に無害な女性らしさ”というヒット公式を続けてきた。
ところが今回の新曲”Yes or Yes”の歌詞を詳しく見ると「私の告白に君は無条件にYESと回答すればいい」という”답정너”(“答えは決まっているから回答だけすればいい”という意味)コンセプトのストーリーである。
“Yes or Yes”発売の前までTWICEの曲に出てくる女性は「私の気持ちを分かってくれない ひどい」と愛嬌を振りまき(TT)、密かにサインを送り男性が自分に気が付くことを願う姿(SIGNAL)だった。
「私は君が好き」と堂々と告白する姿や、「君なしでも生きていける」という強さをTWICEから探し出すのは難しかった。
しかし”CHEER UP”発売から2年が過ぎ、女性グループのトレンドが変わり始めた。
ガールクラッシュという女性にとって魅力的な女性が人気を集めるようになると、多数の女性グループがコンセプトの修正を開始した。
このようななかで登場し人気を集めるグループがまさにBLACKPINKだった。BLACKPINKはデビュー後海外での反応が爆発、TWICEの背後に迫る人気を得た。
TWICEはデビュー曲”OOH-AHH하게 (Like OOH-AHH)”以降一度もガールクラッシュコンセプトを消化したことがなかった。何としてでも折衷案を探し出さなければならなかったが、その結果物がまさに”Yes or Yes”と言える。
TWICEの今回のアルバムは以前とは少し異なる試みという点で拍手を送りたい。その試みが人々にどのように受け入れられたのかは”Yes or Yes”ミュージックビデオが10時間27分で再生回数2,000万回突破を達成、K-POP女性グループ最短記録の更新したことで説明できるだろう。
聞く価値のあるTWICEの曲
- 다시 해 줘 (Do It Again) TWICE-Do It Again, 트와이스 – 다시해줘 [2016 Live MBC harmony with 테이의 꿈꾸는 라디오] 20160223
デビューミニアルバム “THE STORY BEGINS”収録曲
- Touchdown [TWICE – Touchdown] Comeback Stage l M COUNTDOWN 160428 EP.471
2ndミニアルバム”PAGE TWO”収録曲
- Jelly Jelly TWICE(트와이스) "JELLY JELLY" Dance Practice Video
3rdミニアルバム”TWICECoaster Lane1″収録曲
- Rollin
1stフルアルバム”Twicetagram”収録曲 - LALALA
6thミニアルバム”Yes or Yes”収録曲
(翻訳終わり)
ちょっと変わった=あまり変わってない
この記事によるとTWICEアンチ期待の星BLACKPINKが背後(韓国的な表現だと顎の下)に迫っているらしいが、BLACKPINK方向に寄せても意味ないし、トレンドに合わせて差別化に失敗すれば、その他大勢グループの仲間入りして終わりだろう。
“다시 해 줘 (Do It Again)”はSIXTEEN第9回でパク・ジニョンが「“다시 해줘(Do It Again)”は俺が考えているTWICEの方向に一番合っていると思う曲。」と語っているが、SIXTEEN放送時のパク・ジニョンの考えているTWICEの方向性が、デビュー後のTWICEの方向性と一致しているのかは審議が必要かもしれない。
https://www.twicefan.club/mnet-sixteen-episode_9/
一応言っておくけど”聞く価値のあるTWICEの曲”を選んだのは俺じゃなくてこの記事を書いた記者。ただしこの記者と俺の趣味はちょっと似てるかもしれない。