韓国ファンが分析するTWICE人気の理由

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나무위키

TWICEは芸能事務所JYPエンターテイメントがMiss A以来5年ぶりに送り出した9人組多国籍ガールズグループで、グループ名は「耳で一度、目で一度感動を与える」という意味である。

Mnetのサバイバルオーディション番組SIXTEENを通じてナヨン ジョンヨン モモ サナ ジヒョ ミナ ダヒョン チェヨン ツウィ(年齢順)が選ばれ、TWICEメンバーとして活動している。

デビュー年の2015年から2016年にかけて数多くの新記録と爆発的な成長を見せ大韓民国最高のアイドルグループの一つとして位置づけられている。

メンバー

全員がJYPエンターテインメントの練習生で最長はジヒョの10年、最短はミナの1年半。K-POPアイドルグループで外国籍は珍しいことではないが、日本人と台湾人は珍しく大手芸能事務所では初となる。

SIXTEENでメンバーを選抜

TWICEのメンバーは、2015年5月5日から7月7日までの約2カ月間、Mnetで放映されたサバイバルオーディション番組”SIXTEEN“で選抜された。

番組開始当初TWICEは7人組の予定だったが、パク・ジニョン (※TWICEが所属するJYPエンターテインメント創設者で音楽プロデューサー)最終回に突然「TWICEに確定した7人のほかに、TWICEをより完璧なグループにするためにメンバー2人を追加する」と発表、エキストラカードに視聴者投票で人気が高かったツウィとJYPエンターテインメントスタッフの推薦を受けたモモが加わり9人となった。

SIXTEENで途中脱落したモモの選抜について批判もあったが、デビュー後はJYPの趣向と視聴者の選択(注:”SIXTEEN”は視聴者投票も選考基準と言われている)がうまくかみ合い、最高のメンバーを選抜したという評価を受け、このような議論はほとんど消え良い反応を得ている。

特に追加抜擢されたモモとツウィがそれぞれパフォーマンスセンターとビジュアルセンターとして活躍し、TWICEの知名度やステージ構成力に大きく寄与しており、モモとツウィの選抜は良い意味で再評価されている。

日本、台湾の外国人メンバー

大手芸能事務所所属のK-POPガールズグループとしてはサークル(1998年~2000年に活動していた日韓中ガールズグループ)以来の日本人メンバー。

以前にもシュー(SES)、アユミ(SUGER。今は伊藤ゆみとして日本で活動中)クォン・リセ(元Ladies’ Code。2014年に交通事故で他界)ら、日本出身のK-POPガールズグループのメンバーはいたが、彼女らは在日韓国人で、韓国に縁のない日本人は2007年にデビューしたキャッツのメンバー、スンシン(本名:おおつるあやか)以来。ちなみにTWICEの日本人メンバーは全員関西出身である。

台湾人初のK-POPグループメンバー

ツウィは台湾人としては初めて韓国アイドルとしてデビューしたケースだ。

ちなみにアンバー(f(x))、マーク(GOT7)とヘンリー(SUPER JUNIOR)は、ツウィとは異なり、それぞれ台湾系アメリカ人、カナダ人で米国とカナダで育った。

その他の中華圏国籍を持つ韓国アイドルはいたが、台湾国籍を持っている台湾で生まれ育ったメンバーは、ツウィが初めて。

中華圏芸能メディア<蘋果日報>はツウィのネクセン・ヒーローズの始球式で<台灣正妹>(台湾出身の妹)という表現を使用しており、SIXTEEN放送中、台湾のマスコミがたびたび取材に訪れた。

K-POP界では日本人、台湾人というだけでも珍しいが TWICEはその珍しい2つの国籍が同じグループに所属するという非常に珍しいグループ構成である。

TWICEの特徴

性格

JYPエンターテインメントは所属芸能人に”真実、誠実、謙虚”を求め、その教育の効果があったのかTWICEメンバーは概ね性格が良くて明るい。

また練習生時代からSIXTEENまで様々な辛苦心労に共に泣いて笑ってきたメンバーだからか、9人全員の厚い友情が感じられ、メンバーをどう組み合わせも非常によく合う。

「TWICEはいつも明るい笑顔で礼儀正しい」という評価がTWICEに会った多くの芸能人によって美談として続々と報道され、また音楽放送観覧、サイン会、事前収録などのファンの後記にも書かれている。またTWICEに営業的な笑顔がないとファンは評価している

ファンの間では「実質的にビジュアルメンバーが9人いるガールズグループではないか」という話が出るほどTWICEは平均的にビジュアルレベルが高い。よって付いたニックネームが「きれいな子の隣にきれいな子の隣にきれいな子が続いているグループ

バラエティー番組やマスコミ報道でも、このようなイメージで語られ、これに加え多様な国籍(韓国、日本、中華圏の美女)がうまく調和している。すでにデビュー前からこのような話が出回っている状況であり、活動を重ねるごとにメンバーのビジュアルがアップグレードしている。

またTWICE TVをはじめとした各種映像で見られるようにビジュアルだけでなく、ビーグル気質(注:ビーグル犬のような活発さや小うるささ、かわいらしさの例え)の溢れるメンバー9人全員がそれぞれ個性と魅力で武装している。

別名スポ妖精(spoiler+妖精)。メンバー全員が神秘主義とはほど遠い性格であり、グループ全体が機密保持能力を育てられずにいる。 しまいには新曲の振り付けや特別コラボステージを観衆の前で練習するため、それを見てどんなステージになるのか推測が可能なほど。

一般的に新曲の準備期間はコンセプトやヘアスタイルなどを徹底的に隠蔽するものだが、TWICEはステージ衣装を着たまま出歩いて写真を撮られたこともある。特に代表的なスポ妖精のサナは各種スポを無意識のうちに流している。

2016年半ば以降は、サナだけでなく他のメンバーも様々なスポを無意識にまたは意図的に(代表的なのはナヨン)流している。

SIXTEEN時代の代表シプドク(※マニアックなファン) 担当は、言わずと知れたダヒョンだったがデビュー後は他のメンバーも徐々にシプドクミ(※マニアックなファンを惹きつける要素)が爆発し魅力を発散している。ツウィとミナはルックスは冷たい感じだが、振る舞いや話し方が非常にコミカルだったり、モモはデビュー前は暗い印象が強かったメンバーがデビュー後ただのギャグキャラになってしまった。

ジョンヨンは変顔を連発、ナヨンは最年長としてSIXTEENでは優れたリーダーシップを発揮したが、デビュー後は末っ子化し序列9位となってかわいらしくなったケースなど、ステージ外の姿も可愛くて魅力あると好評だ。

高いダンス能力

JYP所属芸能人らしくダンスの実力が優れている。

特にメインダンサーのモモは、JYP A&Rチームが「ガールズグループのメンバーの中でも数えるほどしかいない」と言及するほどダンス能力が卓越している。

この点を強調したせいかバラエティー番組では男性アイドルのカバーダンスをはじめ豚足を持って踊ったり、イエランの「百歳の人生」(注:コテコテの演歌)、バラードなどに合わせて違和感のないダンスをした。

一つ残念なのは、TWICEのダンスはアイドルの振付としては難易度がとても低いということ。しかしこれが「ファンの心をつかむTWICEの戦略」と解釈することもできる。振付が簡潔でポイントになる部分があるため覚えやすく、各タイトル曲の主な振付を誰もが簡単に真似ることができる。K-POPチャンネル1theKで行われたグローバルカバーダンスコンテストでTTのカバーダンス応募チームが1千チームを突破し歴代最多になるなど、TWICEのグローバルな人気要因の1つの軸をなしている。

歌唱力

JYPが追求するボーカルの傾向は爆発的な高音や安定した発声よりフィーリングを重要視するため、TWICEのボーカルもこれを反映してJYP所属グループ特有のフィーリングのよい歌を聴かせてくれる。

ボーカルラインのナヨン ジョンヨン ジヒョ、曲の中盤を引っ張るサブボーカルのモモ サナ ミナ ツウィ、ラップを担当するダヒョンとチェヨンという構成で、歌唱力は無難であるという評価を受けている。

特筆すべき点は、サビを担当するメインボーカルジヒョとリードボーカルナヨンが驚くほど似たような歌唱法を駆使すること。ナヨンと交互にリフレイン導入部を務める第二リードボーカルのジョンヨンとも似ているが区分はできる。しかしジヒョとナヨンの歌声を初めて聞いた人は同じ人が歌っていると思うことがある。

サブボーカルラインでは、独特の声を持つメンバーが布陣しているので、タイトル曲以外のアルバム収録曲ではこのメンバーに重要パートが与えられる。例えば2ndミニアルバム「PAGE TWO」の収録曲「소중한 사랑(Precious Love)」ではサナとミナがそれぞれサビを歌い、ツウィがスムーズにファルセット処理して最後のクライマックスパートを消化したり、モモは曲の中で最も目立つ部分を担当した。

ラッパーラインはチェヨンが安定したラップを見せるが、ダヒョンは成り行きでラップパートを担当している面があり、他のグループの専門ラッパーに比べ未熟なのは事実である。加えてボーカルラインのナヨン、ジョンヨン、ジヒョ以外は、ライブ能力があまり優れているとは言えない、これは改善すべき点である。

パフォーマンス

音色とコンセプト消化の面では好評を受けている。基本的にはボーカルラインのジヒョ、ナヨンの声は自然に抵抗なく聞くことができ、様々なジャンルに合うという評価を受けている。

また、サブボーカル陣も多様で魅力的な音色を持っており、これらも自然に聞くことができる。TWICEの平均的なダンス能力と自然で独特なボーカルが合わさってTWICEのコンセプトの幅を広げデビュー曲「LIKE OOH-AHH(OOH-AHH하게)」をはじめ「CHEER UP」「TT」のミュージックビデオを見てもTWICEが様々なコンセプトを消化しているのが分かる。

音楽番組活動時は活発でかわいいチアリーダーのコンセプトを演じ、受賞式などの特別な舞台では少し女性らしさを加味したセクシーなバージョンの舞台を披露するなど、一つに限定しない様々なコンセプトを披露している。成功を収めた先輩アイドルの例を見ても、消化可能なコンセプトの幅が広いということはTWICEの利点である。

歌唱力や音色とは別に「発音などを含む歌詞伝達力が多少弱くはないか?」という指摘がある。一例として「CHEER UP」が初めて公開された当時「序盤の歌詞をが聞き取れない」という反応が多かった。特にブラックアイド・ピルスンが作曲したタイトル曲は歌詞が聞き取れないという評価が出ている。これについてブラックアイド・ピルスンは雑誌のインタビューで「ぼやけた歌詞の処理は聴く人にもう一度聴かせるための要素の一つ」と発言、プロデューサーの意図した演出という面もある。

追求するジャンルであるカラーポップ自体が速く弾けるテンポで、そのうえ外国人のメンバーが多いために生じた問題でもあるが、この点は努力して改善する必要がある。

均等な人気

ファン層が全体のメンバーに均等に分布しているのが特徴である。もちろん知名度の高低はあるが各種コミュニティサイトでは他のガールズグループが人気メンバー1、2人の知名度だけが高のに対し、TWICEはメンバーが比較的均等に言及されている。

ファンの間では、他のガールズグループにはないメンバーの組み合わせで「イプドクルート(オタクになるルート)は9つだがエンディングがない」というのが定説になっている、メンバーのルックスと個性が各人各様に優れているため「あるメンバーに惹かれてファンになったが飽きたところへ他のメンバーの魅力を発見し最終的にはこのグループの魅力から逃れられない」というファンが多い。(別名回転ドア)。実際にある男性が多く集まるコミュニティーサイトで実施した女性芸能人人気投票で9人全員が予選を勝ち上がったこともある。

ファンサービスに熱心でスケールも他のグループより大きいため、TWICEは「へジャイス」と呼ばれている。(※ ヘジャ(価格は安いが内容は充実している)とTWICEの合成語)

メンバー間にいわゆる障壁、穴がない。これらがファン層が均一に分布するというTWICEの特徴の理由である。

https://www.twicefan.club/wp-content/uploads/2019/09/twice.mp4
ファンサイン会 2016年6月12日 ソウル市 蘆原

2016年6月12日蘆原ファンサイン会の一場面、全員での挨拶でTWICEメンバー一人一人の個性がよく表れている。


左からワンテンポ遅いミナ、模範生らしく礼儀正しく挨拶するツウィ。無茶をする時に最も熱心なナヨン。ぶつかるのを恐れるモモ。カメラから目を離さないダヒョン。リーダーらしくスローガンを叫ぶジヒョ。挨拶した後、しばらく状況をうかがうサナ。キレのあるアクションのジョンヨン。やっては見たが恥ずかしがるチェヨン。

Published on April 15, 2017

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