ガールズグループに厳しくなった音楽配信(音源)チャート

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最近のガールズグループの関係者が異口同音に「音楽配信(音源)チャートで上位にランクインするのが難しくなった」と語る。過去とは異なる厳しい環境になった話というもある。

GIRLS DAYが最近発表した新曲「I’ll be yours」は7日午後現在、MELONチャート26位、G-FRIENDの「FINGER TRIP」は23位に停滞している。

音楽配信(音源)チャートで停滞するガールズグループ

ガールズグループの曲の上位は、RED VEVETの「Rookie」の12位。厳しい音源チャート環境にかかわらず継続して好成績を記録しているのはTWICEの「KNOCK KNOCK」で、今もなお4位を記録している。

G-FRIENDは、好成績を残した今までの曲とは異なるスタイルで、成績にとらわれず大きな絵を描いている。GIRLS DAYもガールクラッシュにセクシーさもあきらめていない。

今回の成績だけでG-FRIENDとGIRLS DAYなどのガールズグループが予想よりも悪い成績だったとは言い切れない。

音源チャートが難しくなったという事は、音楽市場の競争構図が激しくなったという事でもあるが、これにはいくつかの理由がある。

人気ドラマのOSTのヒット

まず「トッケビ」のOSTのロングランである。ドラマが終わって3ヶ月経ったが、このドラマのOSTはランキングの上位に定着している。

Aileeが歌う「첫눈처럼 너에게 가겠다 (I will go to you like the first snow)」(7位)、はBUSKER BUSKERの「벚꽃 엔딩(Cherry Blossom Ending)」(10位)のように完全にゾンビ化した。

トッケビ
2016年12月2日から2017年1月21日まで放送のドラマ。視聴率は初回6%だったか、じわじと人気を集め最終回18%とケーブルテレビのドラマとしては異例の大ヒットとなった。ドラマのヒットと共にOSTも次々とヒットし、12月末~1月はトッケビのOST勢が音源チャートを占拠した。
Ailee「첫눈처럼 너에게 가겠다 (I will go to you like the first snow)」
2017年1月7日発売。月間チャート1~2月1位、3月3位。
BUSKER BUSKER「벚꽃 엔딩(Cherry Blossom Ending)
2012年3月29日発売。毎年3月ごろにランキングを上げてくる春の定番曲。

人気歌手によるコラボ

第二に、8位にランクした정키(Jung Key)の「부담이 돼(Anymore)」(Feat フィイン of MAMAMOO)のようなコラボレーション企画の攻勢がある。これには、ソユ(SISTAR)とペッキョン(EXO)の「비가와(Rain)」とMad ClownとBolbbalgan4の「우리집을 못 찾겠군요(Lost Without You)」などが該当する。

정키(Jung Key)「부담이 돼(Anymore)」(Feat フィイン of MAMAMOO)
2017年3月8日発売。月間チャート3月4位
ソユ(SISTAR)&ペッキョン(EXO)「비가와(Rain)」
2017年2月14日発売。月間チャート2月9位
Mad Clown「우리집을 못 찾겠군요(Lost Without You)」(faet Bolbbalgan4)
2017年2月4日発売。月間チャート2月8位

バラード

第三は、バラードがよく売れている点だ。切ないバラード、正統バラード、R&Bバラードなどの叙情的なメロディーが華やかな春の日によく合っているのか、最近良い成績を上げている。

これらの曲はガールズグループが主にパフォーマンスと共にに歌ってきたエレクトロニックベースの遊び心のある、楽しいナンバーとは全く違う雰囲気だ。

発売後10日余りの間チャート1位を記録したIUの「밤편지(Through the Night)」は、フォーク風バラードで、4月7日発売のIUの第二先行公開曲「사랑이 잘(Can’t Love You Anymore)」は別れの葛藤に苦しむ倦怠期の男女の視点で愛についての率直な感情を歌うR&Bバラードだ。さらに、この歌はオヒョクの魅惑的なボイスとコラボで調和をなしている。

IU「밤편지(Through the Night)」
2017年3月24日発売。月間チャート3月5位
IU「사랑이 잘(Can‘t Love You Anymore)」(With 오혁(OHHYUK))
2017年4月7日発売。

 

テヨン(少女時代)の「Fine」もバラードで、新曲「Make Me Love You」は、完全なバラード曲ではないがバラードの雰囲気を帯びている。これはテヨンがソロ初期から歌って好評だった「IF」「Can You Hear Me」の延長線上と見ることができる。

 

テヨン(少女時代)「FINE」
2017年2月28日発売。月間チャート3月1位
テヨン(少女時代)「Make Me Love You」
2017年4月3日発売。

バラード+コラボ

정키(Jung Key)とMAMAMOOのフィインが歌った「부담이 돼(Anymore)」とソユ(SISTAR)とペッキョン(EXO)の「비가와(Rain)」は、”バラード”と”コラボ”という二つのトレンドが結合し、ガールズグループにとって負担となっている。

最近の音源チャートは多彩な企画要素が加味された曲が多いため、ありきたりの曲では1位を取るのが難しくなったと言えるだろう。

 

헤럴드경제 2017/04/07

補足

順位歌手曲名備考
1位AileeI will go to you like the first snowトッケビ
2位ファンカンヒ&GaekoYour Night無限挑戦
3位CRUSHBeautifulトッケビ
4位楽童ミュージシャン오랜 날 오랜 밤
5位ソユ(SISTAR)I Miss Youトッケビ
6位チャニョル(EXO)&PUNCHStay With Meトッケビ
7位Bolbbalgan4Tell Me You Love Me
8位BIGBANGFXXK IT
9位Eddy KimYou are so beautifulトッケビ
10位URBAN ZAKAPAWishトッケビ

1月のガオン月間チャート

トッケビのOSTが全14曲で20位以下にも多数ランクイン、おまけに無限挑戦の6曲も重なって1月にリリースしたガールズグループはテレビ系の曲の壁を超えられなかった。(ボーイズグループは音源よりも音盤重視なので関係なし)

通常の歌手(って言い方も変ですが)は歌唱力で勝負、ボーイズグループはダンスパフォーマンスで勝負、そうなるとガールズグループにとっては分が悪い。高い歌唱力があっても踊りながら歌えば十分に能力を発揮できないし、ボーイズグループのようにダンスが出来るわけでもない。

2年前にTHE ARKというガールズグループがデビューしました。スーパースターKというオーディション番組でそこそこ勝ち上がったボーカルとラッパーがいて、ボーイズグループ並みのダンスを踊る実力派グループだったのですが、零細事務所ということもあって全く売れなかった。

THE ARK「THE LIGHT」

 

実力派と呼ばれているRED VELVETもバラード(7月7日)を出したら惨敗した。

YGがなかなかガールズグループをデビューさせかなったのを見ても、ガールズグループはいろいろ難しい所に来ている。

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