TWICE、Stray Kidsの所属事務所JYPエンターテインメント

2018年9月23日

JYPエンターテインメントはシンガーソングライター、パク・ジニョン(Jin Young Park)が設立した芸能事務所。SMエンターテインメント、YGエンターテインメントと共に「韓国の3大芸能事務所」と呼ばれている。主な所属芸能人は2PM、GOT7、MissA、TWICE。かつてはWONDER GIRLS、RAIN、GOD等が所属していた。

Wikiediaには設立日が1996年4月25日、上場日が2001年8月30日とあるが、これはJYPエンターテインメントが迂回上場する際に買収したジェイチューンエンターテインメント(当時の社名ポガンメディア)の設立日と上場日である。正式にJYPとジェイチューンの併合が完了したのは2013年。

韓国芸能事務所ランキング (2017年8月)
順位 企業名  株価 時価総額  売上 資産総額 営業利益
1位 LOEN 82,900 20,967 4,506 4,539 799
2位 CJ E&M 70,200 27,190 15,384 27,930 280
3位 SM 28,400 6,179 3,499 5,251 207
4位 YG 28,300 5,147 3,218 4,868 319
5位 NEW 7,660 2,099 1,257 2,305 66
6位 JYP 7,440 2,571 736 866 138
7位 FNC 6,990 1,004 914 1,341 -25
8位 PAN 4,270 433 353 700 20
9位 SM C&C 3,395 2,361 954 812 35
10位 KEY EAST 2,030 1,572 932 1,107 -3
11位 CUBE 2,025 538 195 215 -57
12位 IHQ 1,980 2,842 1,094 2,566 112
13位 CHOROKBAEM 1,450 896 1,059 1,242 77
14位 FANTAGIO 1,415 706 217 356 -36
15位 SIGNAL 428 423 240 509 -45

JYPはTWICEのヒットなどがあり業績好調で6位につけているが、他の事務所が限韓令で株価が急落し棚ぼた的に順位を上げたのが実情で、売上・総資産を見て分かるように業界10番手程度の事務所である。

JYPエンターテインメントのロゴ

概要

JYPエンターテインメント創設初期に国民的人気ボーイズグループGOD、RAINを輩出。2007年にはガールズグループ低迷期にデビューし、ガールズグループ全盛時代の先駆けとなった国民的人気ガールズグループWONDER GIRLSがJYPの業績を大きく引き上げ韓国の3大芸能事務所と呼ばれるようになった。

2008年WONDER GIRLSが最盛期を続ける中、Mnetのオーディション番組「熱血男児」の練習生をバラードグループ2AMとダンスグループ2PMに分けてデビューさせた。 2009年にはWONDER GIRLSがアメリカに進出し、本格的に2AMと2PMが活動を開始する。2010年MissAがデビュー、新人賞はもちろん各種大賞まで受賞し「ガールズグループのJYP」と呼ばれるようになる。

現在、日本をはじめアジアで人気の2PM、「信じて聞く音楽」と言われ「逆走」という言葉を流行させたペク・アヨン。最近はGOT7とTWICEが大成功している。特にTWICEはJYPの先輩女性グループWONDER GIRLSが作った記録を次々と塗り替え、デビュー1年で国民的人気ガールズグループとして活躍中。韓国の「国民の初恋」のスジ(MissA)が所属している会社でもある。

かつて、パク・ジニョンの独善的な経営によって会社が膨大な損失を負い危機に陥ったこともあったが、パク・ジニョンが経営から手を引き、2014年に大規模な構造改革を行った。現在TWICEは12人で構成された専用TFチームがあるほどで、これまでJYPの弱点とされてきたファンの管理にも多大な努力を払った結果、音楽配信(音源)売上だけではなくSMエンターテイメントの独壇場だったCD売上でも注目に値する成長を記録している。

プロデューサー パク・ジニョンの巨大な影響力

作詞作曲編曲振付パク・ジニョン

JYP所属アーティストは、当たると大ヒットを出すがパク・ジニョンの元を離れると、これまでのように活躍できないという特徴がある。これはJYP所属芸能人は概してパク・ジニョンのオリジナリティ(マスコミプレー、能力、曲のコンセプト等)に支えられ大ヒットを出すため、パク・ジニョンの元を去れば、これらを得るのが難しいからである。このためJYP所属芸能人には、常にパク・ジニョンの名前が付いて回るという問題がある。パク・チユン、GOD、RAIN、リャンヒョンリャンハはパク・ジニョンプロデュースで旋風を起こしたが、パク・ジニョンから独立した後は、全盛期に比べて低迷しているか、芸能界で忘れ去られた存在になっている。

マスコミプレー
自分の立場を有利にするため、あるいは相手を不利にするためにマスコミを利用して事実ではない情報を流すこと。
機械翻訳で”オンプル”と翻訳される。

デビュー後、何らかの理由でパク・ジニョンの関心が薄れた歌手は、ヒットするどころか契約期間中は大した活動もなく、契約終了後に静かに所属事務所を移籍する。上記のようにパク・ジニョンの影響が大き過ぎることと、他のスタッフもパク・ジニョンを中心に動いているため、パク・ジニョンの関心が薄れた歌手は、事務所のサポートを受けられず十分な活動ができないためであると見られる。

他の事務所所属芸能人も所属会社のオリジナリティの影響圏にあるが、JYPの場合はその度合いがひどく、所属芸能人がパク・ジニョンの影響圏から抜け出せず、常にパク・ジニョンの影響がつきまとう。これはJYPのプロデュースが過度にパク・ジニョンに偏っていたためである。YGエンターテイメントは、独自ラインの作曲家を起用する。SMエンターテイメントはユ・ヨンジンがメインプロデューサーやアーティストに応じて外部の作曲家の曲を使う。

パク・ジニョン以外の作曲家

タイトル曲の絶対多数をパク・ジニョンが書いているがJYPにも多数の作曲家がいる。いるだけではなくJYP Publishingという作曲家のレーベルが別にある。JYP Publishingの設立は2008年であり、経営危機が表面化する以前から後進を育成に力を入れている。JYP公式ホームページで定期的に作曲家募集を行っているので、作曲家志望者は関心を持ってみるのもいい。(JYP Publishing所属ではないが、MISS A「Love Song」、TWICE「KONCK KNCOK」「Like a fool」手がけたのは日本のシンガーソングライターMayu Wakisaka)

パン・シヒョクはしばらくの間、2AMの全体プロデュースを担当、独立後ビッグヒットエンターテインメントを設立し、ボーイズグループ「防弾少年団」をプロデュースして成功した。さらにGODの「Friday Night」もパク・ジニョンではなくパン・シヒョクの作品。(他の大手芸能事務所に比べてパク・ジニョンというプロデューサーの割合が高いのは事実だが・・・。)

パク・ジニョンの作る曲

パク・ジニョンの曲を実際にダンスライブで消化するのは、見た目よりもかなり難しい。いわゆる「JYP式の振り付け」の難易度はアイドルの振り付けの中でも上位級に属し、パク・ジニョンが作曲した曲は、典型的な「簡単そうで難しい曲」。中音域で飛び跳ねる音が多く、音程を合わせるのが思ったよりも煩わしい。特にリズムはポピュラー音楽の中でもかなりアストラルな難易度を誇る。曲に高域のアドリブパートが少ないから歌いやすい、水準級の歌唱力は必要ないという考えは捨てなければならない。実際に多数の実用音楽志望者がパクジニョンの曲に挑戦したが、かなり苦戦している。