2019年4月4日付芸能TalkTalk掲載のJYPエンターテインメント関連ニュース翻訳など
税務調査官が称賛した芸能プロダクションの税務調査結果
2019年4月4日 芸能TalkTalk
芸能プロダクションと聞いて我々が最初に思い浮かべるのは、いわゆる3大芸能プロダクション。SM、YG、JYPは芸能プロダクションの中では長い歴史があり、人気アイドルグループを作り業界大手に成長した。
その3社の税務調査結果が対照的で驚いた。
SMエンターテインメント
アイドル界の名門とよばれるSMエンターテインメントには多数の芸能人が所属している。
HOT、神話、SESら第1世代アイドル、東方神起、SUPER JUNIOR、少女時代、SHINEE、F(x)ら第2世代アイドルも成功させ、彼らを知らない人を探すのが困難なほど。
現在ボーイズグループEXOが人気グループからトップグループに成長し、ガールグループRED VELVETもいい成果を上げ「やはりSM」と人々をうならせた。
さらにワールドワイドに拡張するグループNCTをデビューさせた。
多数の人気グループが所属するSMエンターテインメントは売上も多いはず。
しっかり税金を納付しているのか税務調査結果を調べてみた。
日本での収益を申告しなかったSM
2014年6月ソウル地方国税庁は法人税統合調査の結果、SMエンターテインメントに追徴金102億3,000万ウォンを課した。少なくない追徴金について論議が起きた。
SMは報道資料で「日本の現地法人SMエンターテインメント ジャパンの売上の外国納付税額控除限度の差によるもの。海外公演収益の申告漏れ、海外不動産購入など、一部で噂された疑惑は根拠がない。この税務調査を機に模範的な経営を心掛ける」と発表した。
YGエンターテインメント
今、色々な意味でホットな芸能プロダクション、複数の事件に関与し注目を集めるYG。
過去を振り返ると実績面では成功した。
BIGBANG、2NE1は独自のスタイルで愛され、さらにWINNER、IKONをデビューさせ楽曲制作能力、実力イメージなどで人気を集めた。
人気オーディション番組”K-POP STAR”出身の女性歌手イ・ハイ、兄妹デュオ楽童ミュージシャンもヒットさせた。
しかし今も昔も問題が多く、所属芸能人の不祥事だけでなく、税務調査の結果を見ると数度の追徴金納付記録が残っている。
2度にわたる追徴金
2008年公演収入横領、申告漏れなどで追徴金28億ウォン、2016年の定期税務調査は事業拡張によって発生した法人税の申告漏れ、域外脱税などで追徴金35億ウォンを納付した。
現在も特別税務調査が続き、国税庁は「韓流芸能事務所の慣行的、慢性的な域外脱税まで調査する」と意欲を見せた。
BIGBANGのVIの不祥事を契機に、クラブ”LOVE SIGNAL”の所有者がYGの創業者ヤン・ヒョンソクということが明らかになり、さらに問題が大きくなった。遊興業所を一般飲食店として登録、消費税などの脱税疑惑を受けている。
またYGだけでなくヤン・ヒョンソク個人の脱税についても捜査中という。
JYPエンターテインメント
JYPといえばガールグループ。WONDER GIRLS、MISS A、TWICEを知らない人はいないだろう。
JYPはそれ以前からホットだった。
創業者パク・ジニョン本人、RAIN、2AM、2PMらが人気を集めた。
明るく肯定的なイメージと高い知名度を持つ芸能人が所属するJYPの税務調査の結果はどうだったのだろう?
過去の資料を調査中に、面白いインタビュー記事を発見した。
「2012年の税務調査以降、公務員が尊敬すると・・・」というタイトルのパク・ジニョンのインタビュー記事だった。
この記事によるとパク・ジニョンは「2012年税務調査を受けたが、税務職員が調査を終える際「尊敬する」と言っていた。その後コンサートを観に来た。こういうが金を稼ぐことより重要」と語ったという。
パク・ジニョンは自分に厳しいことで有名だが、プロデューサーとして所属アーティストに強く求めるものがあるという。それは正しい行動。
パク・ジニョン自身が正しく行動する姿を見て来たから、所属アーティストも彼のように正しい行動をする。
先日あるバラエティ番組に出演したパク・ジニョンは人生哲学を語った。
「昔は”成功”が目標だったが、今は”尊敬される事”に代わった」と、規則正しい生活を公開して視聴者を驚かせた。
彼が尊敬される人になるために努力する姿がJYPに対する好感を高めているように思える。
まとめ
整理すると、SMエンターテインメントは域外脱税で2014年102億ウォン、YGエンターテインメントは28億ウォン、35億ウォンの追徴金を納付した。
- SMエンターテインメント
- 追徴金102億ウォン
- YGエンターテインメント
- 追徴金63億ウォン
- JYPエンターテインメント
- 追徴金なし
一方JYPエンターテインメントは脱税の疑いがなく税務職員を驚かせた。少なくとも納税面では感嘆させられる。
一般的に芸能プロダクションは慣行的に海外活動収益の脱税が多いと言われる中で、JYPは模範的な事例と言えるだろう。
YGは現在企業も個人も脱税容疑を免れることは困難かもしれない。
大手だけでなく、他の芸能プロダクションも納税の義務を果たすことを願う。
(翻訳終わり)

パク・ジニョン
SMとYGが脱税してた頃、JYPは経営状態が悪かったので納税できるほどの収入がなかった。あったとしても債権者の目が厳し過ぎて脱税したくてもできなかったという気がしないでもないが・・・。
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